ライバー事務所に興味はあるものの、「悪質な事務所に入ってしまったらどうしよう」と不安を感じている方は多いのではないでしょうか。
実際に、還元率や違約金、辞め方をめぐるトラブルは報道や行政の注意でも取り上げられています。
ただし、悪質な事務所には共通する特徴があり、契約前に確かめる手順を知っておけば多くのトラブルは避けられます。
そこで今回は、ライバー事務所が悪質かどうかを見分ける5つの特徴を一覧で紹介し、辞め方と相談先まで解説します。
ぜひ参考にしてください。
この記事でわかること
目次

悪質な事務所を見分けるには、まず正常な事務所が何をしていて、お金がどう流れるのかを知っておくことが近道です。
仕組みがわかると、説明のおかしな点に気づきやすくなります。
事務所の役割、報酬の流れ、立場ごとの違い、所属のメリットとデメリットを順に確認しておきましょう。
「ライバー事務所に入ると、実際には何をしてもらえるのか」がはっきりしないまま、所属を迷っている方は多いのではないでしょうか。
ライバーとは、ライブ配信アプリでリアルタイムに配信を行い、リスナーからの応援で収益を得る配信者のことです。
リスナーとは、配信を見てコメントやギフトを送る視聴者のことを指します。
ライバー事務所(プロダクション)とは、こうしたライバーの活動をマネジメントする会社のことです。
マネジメントの中身には、配信の方向性づくり、目標設定、配信データの振り返り、イベント攻略の助言、トラブル時の相談対応などがあります。
例えば、平日の夜21時から1時間配信しているライバーであれば、マネージャーと一緒に「どの曜日に枠を増やすか」「どのイベントに出るか」を決めていく流れが一般的です。
枠(配信枠)とは、1回分の配信のことを意味します。
まずは「事務所は配信活動を伴走する存在である」と理解しておきましょう。
「事務所に入ると報酬が減るのではないか」と心配している方もいるかもしれません。
ライブ配信の収益は、リスナーが送るギフト(投げ銭)がもとになります。
ギフトとは、リスナーがアプリ内で購入したアイテムをライバーに贈る仕組みのことです。
事務所に所属している場合、アプリの運営会社から事務所に報酬が支払われ、事務所から契約に沿ってライバーに支払われる流れが多く見られます。
このとき、ライバーに渡る割合を「還元率」と呼びます。
還元率とは、事務所が受け取った報酬のうち、ライバー本人に支払われる割合のことです。
例えば、同じギフトを受け取っても、還元率や手数料の決め方によって手元に残る金額は変わります。
流れのどこで何が差し引かれるのかを、所属前に書面で確認しておきましょう。
「事務所」「代理店」「フリー」という言葉が出てきて、違いがよくわからないと感じる方は多いはずです。
一次事務所とは、配信アプリの運営会社と直接契約しているライバー事務所のことです。
代理店とは、一次事務所と提携してライバーの募集やマネジメントを担う会社や個人のことを意味します。
フリーライバーとは、事務所に所属せず個人で活動するライバーのことです。
どの立場が正解というわけではなく、求めるサポートと契約条件のバランスで選ぶことが大切です。
代理店経由の場合は、提携先の一次事務所名と報酬の計算方法を必ず聞いておきましょう。
「悪質な事務所があるなら、最初からフリーで活動したほうが安全なのでは」と考える方もいるでしょう。
事務所に所属する一番のメリットは、配信の改善を一人で抱えずに済むことです。
一方で、契約内容によっては活動の自由度が下がったり、辞めるときに手続きが必要になったりするデメリットもあります。
例えば、配信を始めて1か月ほどでリスナーが増えずに悩む時期は、相談相手がいるかどうかで続けやすさが大きく変わります。
メリットを生かすためにも、契約条件をよく確かめてから所属先を選びましょう。

「悪質な事務所」という言葉は大げさに聞こえるかもしれませんが、契約をめぐるトラブルは実際に起きています。
弁護士への相談の傾向や行政の動きを知っておくと、どこに気をつければよいかが具体的に見えてきます。
報道と公的な発表をもとに、現状を確認しておきましょう。
「事務所を辞めたいと伝えたら、違約金がかかると言われた」という話を聞いて、不安になった方もいるのではないでしょうか。
芸能分野の契約問題に詳しい弁護士への取材記事では、ライバーと事務所のトラブルの相談が増えており、最も多いのは「やめたい」という相談だと報じられています。
典型的なのは、「入れば稼げる」と誘われて所属したのに十分なマネジメントがなく、辞めたいと伝えると契約の縛りや違約金を持ち出される流れです。
違約金とは、契約に違反したときや途中で解約したときに支払うと決められたお金のことです。
同じ記事では、高校生など若い世代からの相談も少なくないと伝えられています。
「辞めにくさ」は所属後に表面化しやすいため、契約前の確認がもっとも有効な対策だと覚えておきましょう。
「事務所の契約に、国が口を出すことはあるのか」と疑問に思う方もいるかもしれません。
公正取引委員会(公取委)は2025年12月9日、Pocochaで活動するライバーのマネジメントを行う事務所4社に対し、独占禁止法違反につながるおそれがあるとして注意を行いました。
公正取引委員会とは、独占禁止法にもとづいて公正な競争を守るための調査や指導を行う国の機関のことです。
対象となった4社は、Pocochaを運営するDeNAとの取引額が上位の事務所だと発表されています。
4社は、合理的な理由がないにもかかわらず、ライバーの移籍や独立を牽制する目的で、契約終了後の一定期間について次の全部または一部を禁止する規定を設けていたとされています。
公取委の発表によると、4社からは今後この規定の内容を見直す予定であるという申し出がありました。
今回の措置は行政処分ではなく、違反を未然に防ぐための「注意」という位置づけです。
それでも、「辞めた後も配信できない」という条項に国が問題意識を示したことは、契約を確認するうえで大きな判断材料になります。
契約書に退所後の制限が書かれている場合は、その期間と理由を必ず質問しましょう。
「口約束でも、マネージャーがいい人そうだから大丈夫」と考えてしまう方は少なくありません。
先ほどの弁護士への取材記事では、ライバーは新しい職業であることもあり、所属の際に契約書などの書面がないケースが多いと指摘されています。
書面がないと、還元率や契約期間について後から食い違いが起きたときに、自分の主張を裏づける材料がありません。
例えば、面談で「いつでも辞められる」と言われていても、後から「1年は辞められない決まりだ」と言われた場合、口頭のやり取りだけでは確認が難しくなります。
条件は必ず書面やメッセージなど、あとから読み返せる形で受け取りましょう。
「トラブルが多いなら、ライバー事務所そのものが危ないのでは」と感じる方もいるでしょう。
実際には、行政の注意をきっかけに、事務所の契約を見直す動きが業界全体で求められている段階です。
公取委は、芸能事務所と実演家の取引を適正にするための指針も公表しており、クリエイターの移籍や独立を不当に縛る契約への目は厳しくなっています。
また、2024年11月1日には、フリーランスとの取引条件を書面などで示すことを発注事業者に義務づける「フリーランス・事業者間取引適正化等法(フリーランス法)」が施行されました。
ライバーと事務所の契約が対象になるかは契約の形によって変わりますが、条件を書面で確かめる考え方は同じです。
業界の流れを味方につけて、条件をはっきり示してくれる事務所を選びましょう。

悪質な事務所の実名一覧を探すより、悪質な事務所に共通する特徴を知っておくほうが、新しく作られた事務所や名前を変えた事務所にも対応できます。
ここでは、面談や契約の場面で表れやすい5つの特徴を、見分け方とあわせて紹介します。
最後に一覧表でまとめているので、面談前のチェックに使ってください。
「還元率は高いと言われたけれど、具体的な数字は教えてもらえなかった」という経験はないでしょうか。
報酬の条件をあいまいにする事務所は、所属後に手数料を差し引いたり、計算方法を変えたりしても気づかれにくくなります。
還元率は、事務所を比べるときにもっとも大切な条件の1つです。
例えば、「100%還元」とうたっていても、別に「事務所手数料」や「サポート費」が引かれる仕組みであれば、実際の手取りは少なくなります。
また、報酬の支払日や、明細を毎月もらえるかどうかも確認しておきたいポイントです。
明細とは、報酬の金額や差し引かれた費用の内訳をまとめた書類のことです。
月の報酬が明細なしで振り込まれるだけだと、計算が正しいかを確かめる方法がありません。
面談では「還元率は何%で、ほかに差し引かれるものはありますか」と質問し、答えを書面でもらいましょう。
「所属するには登録料が必要です」と言われて、そういうものなのかと受け入れそうになった方もいるかもしれません。
ライバー事務所の多くは、ライバーの配信活動から生まれる報酬で運営されているため、所属するだけでライバーがお金を払う仕組みは一般的ではありません。
所属前にお金を求める事務所は、配信の成果ではなく、ライバーから集める費用で利益を出している可能性があります。
例えば、「デビュー前に必須の研修がある」として高額なレッスン料を求めたり、指定の機材を購入させたりする手口があります。
配信を続けるうえで自分で機材をそろえることはありますが、それは事務所から強制されるものではなく、自分で選んで購入するものです。
「所属の条件として」支払いを求められているかどうかが、見分けるポイントになります。
芸能分野では、レッスン料などを払い続けたのに活動につながらなかったという相談が後を絶たず、国民生活センターも注意を呼びかけています。
所属前に支払いを求められたら、その場で払わず、費用の内訳と返金の条件を書面で確認しましょう。
「今日中に決めてくれたら特別条件にします」と言われて、焦った経験がある方もいるのではないでしょうか。
契約を急がせるのは、条件を比べられたり、家族や専門家に相談されたりすると困る事情がある場合に多い手法です。
契約書は、内容を理解して納得したうえで結ぶのが原則です。
例えば、ビデオ通話の面談中に電子契約のリンクを送り、「このまま画面の下まで進んで同意してください」と求める進め方は注意が必要です。
電子契約とは、紙の代わりにWeb上で署名や同意を行う契約の方法のことです。
電子契約そのものは便利な仕組みですが、内容を読む時間を与えずに同意させる使い方は問題があります。
優良な事務所であれば、契約書を事前に送り、質問に答える時間を取ってくれます。
また、契約書の控えをもらえない場合も、後から内容を確認できなくなるため注意しましょう。
契約書は必ず持ち帰り、少なくとも1日は時間を置いて読み返しましょう。
「月に何時間配信しなければいけないのか」が気になっている方も多いはずです。
ノルマとは、配信時間やギフトの獲得量などについて、事務所が求める最低ラインのことです。
目標を一緒に決めること自体は、成長のために役立ちます。
問題になるのは、本業や家庭の事情を無視した重いノルマがあり、達成できないと報酬を減らされたり、罰金を求められたりするケースです。
例えば、本業と掛け持ちで平日に1時間しか配信できない方に、毎日4時間の配信を義務づけるような条件は続けられません。
掛け持ちとは、本業や学業とライバー活動を同時に行うことを意味します。
ペナルティとは、条件を守れなかったときに課される罰則のことです。
「今月は目標に届かなかったので還元率を下げます」と後から一方的に条件を変えられた場合は、契約書に根拠があるかを確認する必要があります。
面談では「ノルマはありますか」「達成できなかったときはどうなりますか」の2点をセットで質問しましょう。
「入るときは簡単でも、辞めるときに揉めないか」が一番の不安だという方は多いでしょう。
悪質さが表れやすいのが、解約に関する条項です。
例えば、契約期間が長く自動で更新される、途中解約に高額な違約金がかかる、退所後もしばらく配信や他事務所への所属を禁止する、といった内容が組み合わさると、事実上辞められない状態になります。
自動更新とは、期限までに申し出がなければ同じ条件で契約が延長される仕組みのことです。
例えば、「契約期間は2年で自動更新、更新を止める申し出は満了の3か月前まで」と書かれていれば、申し出が1日遅れるだけで次の2年も続くことになります。
先ほど紹介したとおり、公取委は退所後の配信禁止などの規定について、独占禁止法違反につながるおそれがあるとして注意しています。
また、事務所経由で作った配信アカウントは、退所すると引き継げない場合があります。
契約書では「契約期間」「更新」「解約」「違約金」「退所後の制限」「アカウントの扱い」の6か所を必ず読み、説明を受けておきましょう。
※表の「よくある言い方」は、編集部が典型例として作成したものです。
1つでも当てはまったら、その場で契約せず、ほかの事務所の条件と比べてから判断しましょう。

ライバー事務所との最初の接点は、SNSのスカウトDMであることが少なくありません。
スカウトそのものは多くの事務所が行う通常の活動ですが、なりすましや誇大な勧誘が混ざっていることもあります。
返信する前に確かめたいポイントを整理しました。
「知らない事務所からDMが届いたけれど、返信して大丈夫なのか」と迷う方は多いのではないでしょうか。
スカウトDMとは、事務所の担当者がSNSや配信アプリのメッセージ機能を使って所属を誘う連絡のことです。
本物かどうかは、DMの中のリンクではなく、自分で調べた公式サイトや公式アカウントと照らし合わせることで判断できます。
例えば、DMに書かれた事務所名で検索し、運営会社名、所在地、公式SNS、応募窓口が一致しているかを確かめます。
1つでも確かめられない項目があれば、DMには返信せず、公式サイトの窓口から改めて問い合わせましょう。
「有名な事務所の名前だったから信用してしまった」というケースもあります。
なりすましアカウントとは、実在する事務所や担当者の名前・アイコンをまねて作られた偽のアカウントのことです。
なりすましは、アカウント名の綴りが1文字違う、フォロワーや投稿がほとんどない、作られたばかりといった特徴があります。
例えば、「詳しくはこちらのフォームで」と外部サイトに誘導し、住所や身分証の画像、口座情報を入力させようとする場合は特に注意が必要です。
本人確認書類や口座情報は、契約内容を確認し、正式な窓口だとわかってから提出しましょう。
「未経験でも月30万円は確実」と言われると、気持ちが動いてしまうのは自然なことです。
ただし、ライブ配信の収入は、配信の頻度や内容、リスナーとの関係づくりによって大きく変わり、誰にでも同じ金額が約束されるものではありません。
収入を断定する勧誘は、所属してもらうことだけを目的にしている可能性があります。
例えば、「必ず」「確実に」「誰でも」といった言葉が並び、根拠となるデータや条件が示されない場合は注意しましょう。
実績を紹介されたときは、「どのくらいの期間で、どれくらいの配信時間の方の例ですか」と条件まで質問するのがおすすめです。
「学生でもライバーとして活動できるのか」と気になっている方もいるでしょう。
配信アプリごとに利用できる年齢や、未成年が報酬を受け取るための条件が決められているため、まずは各アプリの規約を確認することが大切です。
未成年の方が事務所と契約する場合は、保護者の同意が必要になるのが一般的です。
保護者に知らせないまま契約を進めようとしたり、「親には言わなくていい」と話したりする事務所は避けましょう。
勧誘を受けたら、契約書を保護者と一緒に読み、面談にも同席してもらうのがおすすめです。

悪質な事務所を避けるうえで一番効果があるのは、契約する前の確認です。
会社の情報、面談での質問、契約書の条項、ほかの事務所との比較という4つのステップで進めると、聞き漏らしを防げます。
そのまま使える質問リストとチェックリストも用意しました。
「事務所の名前は知っているけれど、どんな会社が運営しているのかは知らない」という方は意外と多いものです。
まずは、公式サイトで運営会社名、所在地、設立年、代表者名、問い合わせ先が公開されているかを確かめます。
会社の情報が見つからない、または公式サイトとSNSで書かれている内容が違う場合は、慎重に判断したほうがよいでしょう。
例えば、運営会社名で検索して、法人として登録されているか、ほかの事業も行っているかを調べるだけでも、信頼性の手がかりになります。
あわせて、対応している配信アプリと、自分が使いたいアプリが一致しているかも確認しておきましょう。
「面談で何を聞けばいいのかわからず、説明を聞くだけで終わってしまった」という声はよく聞かれます。
面談は、事務所が自分を選ぶ場であると同時に、自分が事務所を見極める場でもあります。
聞きにくいお金や解約の話こそ、面談で質問しておくことが大切です。
答えをはぐらかしたり、「所属してから説明します」と後回しにしたりする場合は、その対応自体が判断材料になります。
・還元率は何%ですか。ほかに差し引かれる手数料や費用はありますか。
・報酬はいつ、どのように支払われますか。毎月の明細はもらえますか。
・所属するときや所属中に、自分が支払うお金はありますか。
・配信時間やギフトのノルマはありますか。達成できなかった場合はどうなりますか。
・担当マネージャーは何人のライバーを担当していますか。連絡はどの方法で取れますか。
・契約期間は何か月で、自動更新はありますか。
・途中で辞める場合の手続きと、違約金の有無を教えてください。
・辞めた後に、配信やほかの事務所への所属について制限はありますか。
・事務所経由で作ったアカウントは、辞めた後どうなりますか。
質問への答えは、その場でメモを取り、あとで契約書の内容と一致しているかを照らし合わせましょう。
「契約書は長くて難しいので、つい読み飛ばしてしまう」という方も多いでしょう。
条項とは、契約書の中で1つずつ番号を付けて書かれている取り決めのことです。
すべてを完璧に理解する必要はありませんが、トラブルになりやすい項目だけは必ず目を通しておきます。
わからない言葉があれば、署名する前に事務所に質問し、回答をメッセージで残してもらうと安心です。
退所後の制限について不安があるときは、2025年12月の公取委の注意を例に挙げて、なぜその条項が必要なのかを質問してみましょう。
「最初に話を聞いた事務所が親切だったので、そのまま決めてしまった」というのはよくあるパターンです。
1社だけでは、提示された条件が良いのか悪いのかを判断する基準がありません。
最低でも2〜3社の面談を受け、同じ質問リストで答えを比べるのがおすすめです。
例えば、A社とB社で還元率が同じでも、ノルマの有無や解約条件、担当マネージャーの人数が違えば、続けやすさは大きく変わります。
比べている途中で契約を急かされても、「ほかの事務所の話も聞いてから決めます」と伝えて問題ありません。
比較したうえで納得できた事務所を選ぶことが、長く活動するための一番の近道になります。
面談で契約内容や報酬の仕組みを確かめてから決めたい方は、LIVESTARのマネージャーにも気軽に相談してみてください。
LINEで相談してみる

すでに所属している事務所に不安を感じていても、慌てて連絡を絶つのはおすすめできません。
記録を整え、正しい手順で意思を伝え、必要なら外部の窓口を頼ることで、トラブルを大きくせずに解決しやすくなります。
辞めるまでの流れと、困ったときの相談先をまとめました。
「辞めたいけれど、何から手をつければいいのかわからない」と感じている方は多いのではないでしょうか。
最初にやるべきことは、契約書と、事務所とのやり取りの記録を手元にそろえることです。
契約書のほか、面談のメモ、LINEやメールのメッセージ、報酬の明細、勧誘されたときのDMなどが記録にあたります。
例えば、面談で「いつでも辞められる」と言われたメッセージが残っていれば、後から違う説明をされたときの大切な材料になります。
スクリーンショットを撮り、日付がわかる形で保存しておきましょう。
「直接話すと引き止められそうで怖い」と感じる方もいるでしょう。
退所の意思は、電話や口頭だけでなく、LINEやメールなど記録が残る方法で伝えるのが基本です。
伝える前に、契約書の解約に関する条項を読み、申し出の期限や方法が決められていないかを確認します。
連絡を取らずに配信をやめてしまうと、契約上の手続きが終わらず、かえって問題が長引くおそれがあります。
〇〇様
いつもお世話になっております。
所属ライバーの△△です。
一身上の都合により、〇年〇月末をもって貴社との契約を終了したく、ご連絡いたしました。
契約書第〇条の解約の定めに沿って手続きを進めたいと考えております。
必要な手続きと、未精算の報酬の扱いについてご案内いただけますでしょうか。
これまでのサポートに感謝しております。
どうぞよろしくお願いいたします。
感情的な言葉は避け、退所したい日付、根拠となる条項、確認したい点を淡々と書くことを心がけましょう。
「辞めるなら違約金を払ってもらう」と言われると、その場で応じなければいけないと思ってしまうかもしれません。
違約金や退所後の制限は、契約書に書かれている内容と、その内容が妥当かどうかの両方で判断されます。
契約書に書かれていない費用を請求された場合は、根拠となる条項を書面で示すよう求めることができます。
また、退所後の配信禁止のような制限については、公取委が合理的な理由のない規定を問題視していることを知っておくと、冷静に話し合いやすくなります。
ただし、個別の契約で支払い義務があるかどうかは状況によって変わるため、自分だけで判断しないことが大切です。
金額を提示されても、その場で支払いや同意をせず、次に紹介する窓口に相談しましょう。
「事務所とのトラブルを、どこに相談すればいいのかわからない」と悩む方は少なくありません。
相談の内容によって、適した窓口が異なります。
フリーランス・トラブル110番とは、フリーランスとして働く人の契約や取引のトラブルについて、弁護士に無料で相談できる窓口のことです。
ライバーと事務所の関係が業務委託契約にあたる場合は、こうした窓口を利用できる可能性があります。
※受付時間や利用条件は変わる場合があります。利用する前に各窓口の公式サイトで最新の情報を確認してください。
どの窓口に相談する場合も、先ほど整理した契約書とやり取りの記録を手元に用意しておくと、話がスムーズに進みます。
「辞めたら、今まで応援してくれたリスナーとのつながりがなくなってしまうのでは」と心配する方もいるでしょう。
事務所経由で開設した配信アカウントは、契約によっては退所時に引き継げず、新しいアカウントで再出発することになる場合があります。
そのため、退所の前に、アカウントの扱いと、未払いの報酬がいつ精算されるかを確認しておくことが大切です。
例えば、月末で退所する場合に、その月の報酬がいつ、どの口座に支払われるのかを書面で確認しておくと安心です。
ほかの事務所への移籍を考えている場合は、今の契約が正式に終わってから新しい契約を結ぶ順番を守りましょう。
今の事務所から移籍を考えている方の相談も受け付けています。契約の終え方が不安な方は、LIVESTARのマネージャーに気軽に相談してみてください。
LINEで相談してみる

最後に、悪質なライバー事務所について検索されることの多い疑問にお答えします。
本文で詳しく扱った内容は、該当する見出しもあわせて確認してください。
**公的機関がまとめた「悪質なライバー事務所の実名一覧」は、公開されていません。
**ネット上の口コミやランキングは、書き手の立場や時期によって内容が大きく変わるため、それだけで判断するのは危険です。
また、事務所は名前を変えたり新しく作られたりするため、一覧に載っていないから安全とも言い切れません。
社名で判断するよりも、報酬・費用・契約の進め方・ノルマ・解約条件といった中身で見極めるほうが確実です。
詳しくは「悪質なライバー事務所の特徴一覧|見分け方5つ」で解説しています。
**還元率100%というだけでは、安全とは言い切れません。
**還元率が高くても、別に手数料やサポート費が差し引かれたり、解約時に高額な違約金がかかったりする場合があるためです。
大切なのは、還元率の数字と一緒に、差し引かれる費用、支払日、契約期間、解約の条件まで書面で確認することです。
数字の大きさよりも、条件がはっきり示されているかどうかを重視しましょう。
**一般的なライバー事務所では、所属するだけでライバーがお金を払う必要はありません。
**多くの事務所は、ライバーの配信活動から生まれる報酬で運営されているためです。
登録料や高額なレッスン料、指定機材の購入などを所属の条件にされた場合は、その場で支払わず、内訳と返金条件を確認しましょう。
お金の支払いをめぐって困ったときは、消費者ホットライン(188)に相談できます。
**契約期間の途中でも、契約書の解約の定めに沿って手続きをすれば辞められる場合が多くあります。
**まずは契約書で、途中解約の方法、申し出の期限、違約金の有無を確認してください。
そのうえで、退所の意思をLINEやメールなど記録が残る方法で伝えることが大切です。
違約金を請求されて納得できない場合は、一人で判断せず相談窓口を利用しましょう。
詳しくは「悪質な事務所に入ってしまったときの対処法と辞め方」で解説しています。
**事務所経由で開設したアカウントは、契約によっては退所後に使えなくなる場合があります。
**アカウントの扱いは事務所や配信アプリとの契約によって異なるため、契約書と事務所の説明で確認することが必要です。
所属する前の面談で「辞めた後、アカウントはどうなりますか」と質問しておくと、後から慌てずに済みます。
**配信の改善を一人で進められる方はフリー、相談相手やサポートがほしい方は事務所所属が向いています。
**フリーライバーは契約に縛られない一方で、情報収集や改善、トラブル対応を自分で行う必要があります。
事務所所属は、マネージャーと一緒に配信を振り返れる反面、契約条件をよく確認しなければなりません。
自分の性格や使える時間に合わせて選び、迷う場合は複数の事務所の話を聞いて比べてみましょう。
**同じ配信アプリで複数のライバー事務所に所属することは、多くの場合、契約で禁止されています。
**多くの事務所が専属での契約を基本としているため、掛け持ちは契約違反として扱われるおそれがあります。
移籍を考えている場合は、今の事務所との契約を正式に終えてから、新しい事務所と契約しましょう。
**顔出しをしないライバーを受け入れている事務所や、顔を出さずに配信できるアプリはあります。
**身バレとは、配信をきっかけに本名や住所、勤務先などを知られてしまうことです。
身バレが心配な方は、面談で顔出しなしの活動実績があるか、プライバシーを守るためのサポートがあるかを質問しておくと安心です。

ここまで紹介したチェックポイントは、LIVESTARを含むどの事務所にも同じように当てはめて使えます。
そのうえで、所属先選びや配信活動に悩んでいる方に向けて、LIVESTARが用意しているサポートを紹介します。
LIVESTARは、Pococha、17LIVE、TikTok LIVE、SHOWROOM、ミクチャ、BIGO LIVE、IRIAM、Mildom、upliveの9アプリに対応するライバー事務所です。
「Enjoy Liver Life」をコンセプトに、ライバーが楽しく長く活動を続けられる環境づくりに取り組んでいます。
悪質な事務所の話を知るほど、「どの事務所の説明も信じていいのかわからない」と感じてしまう方もいるでしょう。
LIVESTARでは、応募後にビデオ通話で面談を行い、LIVESTARの詳細と報酬について説明しています。
面談では、この記事で紹介した質問リストをそのまま使って、気になる点を確認していただいて構いません。
納得できるまで質問したうえで、所属するかどうかを判断できます。
「事務所に入っても、何をすればいいのかわからない」と不安な方は多いはずです。
LIVESTARには、累計15,000名以上のライバーの中からトップライバーを輩出してきたノウハウがあります。
マネージャーがそのノウハウをもとに、配信の方向性や目標を一緒に考えます。
例えば、配信できる曜日や時間帯に合わせて、無理のない配信計画から立てていくことができます。
「毎日配信しているのに、リスナーが増えない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
LIVESTARでは、独自の配信データ分析ツールを使って、配信の振り返りとフィードバックを行っています。
感覚だけに頼らず、データをもとに改善点を具体的に見つけられることが特長です。
伸び悩みの原因がわからないときこそ、客観的な視点を取り入れてみましょう。
「どの配信アプリが自分に向いているのかわからない」という悩みもよく聞かれます。
LIVESTARは9つの配信アプリに対応しているため、配信スタイルや得意なことに合わせて、アプリ選びから一緒に考えられます。
雑談が得意な方、歌が好きな方、顔を出さずに活動したい方など、それぞれに合う選択肢を検討できます。
「配信以外にも活動の幅を広げたい」「本業と両立できるか不安」と感じている方もいるでしょう。
LIVESTARでは、所属ライバー限定の自社イベントを開催しており、メディア出演権や豪華景品を獲得できるチャンスがあります。
提携するインフルエンサー会社を通じて、500商材近くの案件から紹介を受けることもできます。
インフルエンサー案件を受ける際は、景品表示法のステルスマーケティング規制に沿って、広告であることをはっきり表示することが必要です。
ステルスマーケティングとは、広告であることを隠して商品やサービスを宣伝する行為のことです。
さらに、費用の負担なしでオリジナルショップを作れる物販サポートもあり、受注生産のため在庫を抱えるリスクなく運営できます。
福利厚生として、美容・トレーニング・旅行・不動産・資産形成などの提携特典や割引を使える独自サービス「LIFESTAR」も用意しています。
Pocochaの調査では、配信者の約70%が本業と掛け持ちしており、約67%がライブ配信未経験から始めています。
同じ調査では、女性配信者の約30%がママライバーで、配信の約74%が雑談配信であることも示されています。
未経験の方や、仕事や家事と両立したい方でも、始めやすい環境が整っています。
所属するかどうかは、面談で説明を聞いてから決めて大丈夫です。一人で続けることに不安がある方は、まずは気軽に相談してみてください。
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ライバー事務所の仕組みから、公取委の注意事例、悪質な事務所の5つの特徴、契約前の確認、辞め方と相談先まで解説しました。
社名ではなく条件で見極めることが、安心して活動を続ける近道です。
迷ったときは、LIVESTARのマネージャーにも気軽に相談してみてください。
LIVESTARでは、面談で事務所の詳細と報酬について説明しています。まずは公式LINEから気軽にご相談ください。
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